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東野圭吾はデビュー作「放課後」で1985年 第31回 江戸川乱歩賞受賞し、1999年に99年「秘密」で第52回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞、そして2006年1月17日に「容疑者Xの献身」で第134回直木賞を受賞した。今放送中のTVドラマ「白夜行」も東野圭吾原作で、いまや絶好調。

そこで、初めて著者の作品を無造作に二つ選んで読んでみた、「宿命」はトリックを多用するより人物模写に重点を置いて、ありえない意外性を意外では無いように思える程、じっくり書き込んでいるので、感情移入しながら読めた。

「悪意」は序盤である事が起こり、その後にどんどん変わっていくと言う、今までに読んだ事の無い構成で、ぐいぐい引き込まれて読めた。

どちらも十分楽しめたので、今後も東野圭を読んでみよう。