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試合結果 オーストラリア 3:1 日本
得点: 10. 中村俊輔 (26')4、 ティム・ケイヒル (84')、4. ティム・ケイヒル (89')、15. ジョン・アロイジ (92+')

試合開始早々にゴール前絶好の位置でフリーキックを得たが、中村俊輔は壁に当ててしまい得点にはならなかった、この試合を予感させるスタート。

ビドゥカの至近距離からの連続シュートを川口がクリアをし、その後も1996年アトランタオリンピック第1次リーグで、日本代表がブラジル代表を1対0で破ったマイアミの奇跡を彷彿させる、鉄壁の守りを何度も見せた。

平均身長が10cmも違い、横幅も大きくな相手に、中沢、宮本、坪井は実に適切な対処を行っていた。

試合開始現地時間15時気温は30度、アウェイでサウジアラビア相手でも灼熱の試合を精力的にこなして来た前例があるから、ドイツに到着時に白い息を吐いていて寒かった季節から、一気に暑さが蔓延したピッチで、足が止る日本代表を見ると、相当応えたのだろう、前半から精力的に動き回った反動が、後半の20分過ぎから一気に来た様だった。

駒野もサイドバックを駆け上がるも、クロスの精度は悪い、サントスに至ってはドリブルで駆け上がるが、簡単に相手に渡してしまうパスミス、高原の抜け出しも、柳沢と合わないラストパス、福西のシュートも外れた、何回かカウンターで追加点が取れないのなら、すっぱりと諦めて、遠藤、稲本の投入を早めに行えなかったのか、1点を守る試合運びが出来なかったのか、監督経験の差が如実に現れた。

1993年ドーハの悲劇以来終了間際、ロスタイムに悪魔を背負ってきた日本代表が、ここ数年払拭してきたと思いきや、大事なW杯本番の初戦にまた復活た、これほど崩れた日本代表も見るに久しい。暑さと前半からの精力的に動き回った漬けが一気に来た様だった。

ペナルティエリア内で倒された駒野にPKが貰えなかったのも、前半から接触の度に倒れる日本は、明らかに世界から見て華奢なんだろう、普段からもっと我慢していれば駒野のPKは認められていなかっただろうか?

そうは言っても、中村のセンタリングからのゴールのシーンで、キーパーチャージ取られなかったのだから、これは相殺か。

初戦でこれだけの膿を出し切った事が次に繋がるかは、次戦のクロアチア戦ではっきりする。