ダ・ヴィンチ・コード 最終解読
「ダ・ヴィンチ・コード」は全世界で4,000万部近く売れ、2年間売り上げ15位に入っているというマンモスベストセラー、本の冒頭に「事実」として書かれている1,099年に設立されたシオン修道会の事、フランス国立図書館が発見した「秘密文書」そのもの、またその内容、小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述はすべて「事実」と再度念押しをしている。

この記述が無ければこれほど売れなかったのかは解らないが、この小説の誤りを的確に指摘する書籍が米国には多くあるにも関わらず、日本では初めての本だそうだ、興味を引く内容も多く、ネタ本としても面白かった。但し一般の本屋では置いているところは見つからなかった、映画も公開されて、相乗効果を狙っているのだろうから、それを否定する本は置かないのだろうが、アマゾンでの評価は高かったので取り寄せて貰った。

この本を読んでみるとやはり「ダ・ヴィンチ・コード」はノンフィクションと言えるだろう、冒頭に「事実」と書かなければこんな本も出てこなかっただろうが、それでも、良くできた小説で、うんちくも多く面白かったのも確か。

ダ・ヴィンチ・コード最終解読文芸社