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試合結果 日本 1:4 ブラジル
得点 20. 玉田圭司 (34')、9. ロナウド (46+')、19. ジュニーニョ・ペルナンブカーノ (53')、16. ジウベルト (59')、9. ロナウド (81')

試合開始そうそうからブラジルがボール支配をし、ロビーニョ、ロナウド、ジュニーニョのシュートを打たれるも川口は、オーストラリア戦と同様に鬼神の如く跳ね返してきた、しかしブラジルはまるでミニゲームの様で、その内入るだろうと余裕の表情だった。

しかし前半の34分に稲本が、バランスを崩しながらも、ワンタッチで低くて強烈な長いパスを、ブラジルディフェンダー二人の間を通りサントスへ、フェイントを掛けたと同時に玉田が裏に走り込み、絶妙なタイミングでパスを渡す、それを回り込んだ玉田が素早くシュートをネットに叩き込んだ。

稲本もサントスも玉田も素晴らしいプレイで、会場のブラジル応援団を一瞬黙らせた価値ある一点、この前半にもう一点、もしくは失点しなければ流れは変わったはずだった。

ロスタイムのロナウドの同点は、ディフェンダーの人数は足りているのに、ロナウジーノからシシーニョへ渡った段階で、ロナウドのマークが外れて、ボールウォッチャーとなり、ヘディングで折り返したボールを簡単に入れられてしまった。

後半はもう見るも無惨、後に川口が「僕の技術では防げないシュート」と言わしめた、ジュニーニョの無回転なミドルシュートは、キーパーが一番恥ずかしいバンザイゴール、あれほど何回も止めてきた川口が、近距離では無く、ミドルシュートをパンチでは無く、余裕でキャッチしようとしたのを入れられた瞬間から、日本は完膚無きまで叩きのめされた。

ジーコがロナウドが日本にいればと語ったが、これがそもそも間違い、ブラジルの監督では無く、日本人の監督なんだから、ボランチやサイドバックを上がらせて攻撃を指導してきたからこうも失点した。

グループリーグ三試合でセルビア・モンテネグロが10失点、コスタリカ9失点、サウジアラビアと日本が7失点、しかし川口が止めていなかったらもう3点以上は失点していたかもしれないと考えると、守備の悪さが際だっている。

アジアでの予選で失点は少なくて、得点できなかった事が大きく扱われてきたが、世界と戦うにはまだまだ守りが弱いと言わざるを得ない。

次期監督は現在Jリーグのジェフ千葉を指揮するイビチャ・オシムと交渉を進めているらしい、オフト監督により確実に進化している日本だが、世界も進化している、トルシエ監督、ジーコ監督の失敗を繰り返さない、適切人事を望みたい