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イエメン 0:1 日本
得点我那覇和樹(後半46分)

山岳地帯のサヌアは標高2,300メートルの高地のため空気が薄く、緑も少ないため、酸素の量が低地の75%しかない、走るだけで酸欠になるのに90分もサッカーが出来るのか、飛行機ではスプレー缶の航空機持ち込みには厳しい規制があり、酸素吸入スプレーも用意できなかった様だ。

それと手入れが悪いのか、芝が育たない地域なのか、グランドはでこぼこで所々芝が禿げている、試合後オシム監督が練習が全く機能しなかったと言わしめた。

それでも前半からボール支配率も高く、ルーズボールも日本が奪うことが多く、サウジアラビア戦よりゲームをしているように見えた、細かいパス回しも通り、サイドバックも攻撃参加して優勢に見えた、しかし最後の最後、シュートが決まらない、ジーコ監督がシュートはゴールへのラストパスと、散々教えられて来たのに、これはもう国民性なのかもしれない。

闘莉王さえ、膝に手をつきあえいでいる様子を見るに、空気の薄さは相当選手に響いているのだろう、後半から佐藤寿人を投入し、我那覇を投入する頃は、細かいパス回しから、ボールをセンターに放り込むパワープレイに戦術を変えた、ロスタイムまで無得点だったが、坪井の長いパスを巻が頭で折り返し、我那覇が飛び込んでゴール隅に流し込むシュート。

引いている相手にはこういったパワープレイは有効的に思えた、もっと早い切り替えをしていれば良かったのでは?

マスコミは戦前勝って当たり前の雰囲気だったが、ブラジルでさえ標高2,850メートルのアウエー・キトで戦ったドイツW杯南米予選・エクアドル戦に0-1と敗れている、ロスタイムに点を取られるパターンが多いイメージがあるので、劇的な勝利と言える。

GK: 23 川口能活(cap)
DF: 14 三都主アレサンドロ 20 坪井慶介 21 加地亮 45 田中マルクス闘莉王
MF: 4 遠藤保仁 30 阿部勇樹 51 羽生直剛 → 65 我那覇和樹(後半28分) 55 鈴木啓太
FW: 36 巻誠一郎 → 72 梅崎司(後半48分) 38 田中達也 → 37 佐藤寿人(後半0分)
サブ: 43 山岸範宏 31 駒野友一 35 長谷部誠 50 中村直志 52 二川孝広 58 田中隼磨