●サッカー

日本代表のFIFAワールドカップ成績

第5回 1954年スイス大会から予選参加し9回敗退、第16回 1998年フランス大会から7年連続出場、グループリーグ敗退が3回、ベスト16は4回

第16回 1998年フランス大会 グループリーグ敗退
第17回 2002年日本・韓国大会 ベスト16
第18回 2006年ドイツ大会 グループリーグ敗退
第19回 2010年南アフリカ大会 ベスト16
第20回 2014年ブラジル大会 グループリーグ敗退
第21回 2018年ロシア大会 ベスト16
第22回 2022年カタール大会 ベスト16

■第16回 1998年フランス大会 グループリーグ敗退 監督 岡田武史
[グループリーグ]
●0-1アルゼンチン
●0-1クロアチア
●1-2ジャマイカ(得:中山雅史)

■第17回 2002年日本・韓国大会 ベスト16 監督 トルシエ
[グループリーグ]
△2-2ベルギー(得:鈴木隆行、稲本潤一)
○1-0ロシア(得:稲本潤一)
○2-0チュニジア(得:森島寛晃、中田英寿)
[決勝トーナメント1回戦]
●0-1トルコ

■第18回 2006年ドイツ大会 グループリーグ敗退 監督 ジーコ
[グループリーグ]
●1-3オーストラリア(得:中村俊輔)
△0-0クロアチア
●1-4ブラジル(得:玉田圭司)

■第19回 2010年南アフリカ大会 ベスト16 監督 岡田武史
[グループリーグ]
○1-0カメルーン(得:本田圭佑)
●0-1オランダ
○3-1デンマーク(得:本田圭佑、遠藤保仁、岡崎慎司)
[決勝トーナメント1回戦]
★0-0(PK3-5)パラグアイ

■第20回 2014年ブラジル大会 グループリーグ敗退 監督 ザッケローニ
[グループリーグ]
●1-2コートジボワール(得:本田圭佑)
△0-0ギリシャ
●1-4コロンビア(得:岡崎慎司)

■第21回 2018年ロシア大会 ベスト16 監督 西野朗
[グループリーグ]
○2-1コロンビア(得:香川真司、大迫勇也)
△2-2セネガル(得:乾貴士、本田圭佑)
●0-1ポーランド
[決勝トーナメント1回戦]
●2-3ベルギー(得:原口元気、乾貴士)

■第22回 2022年カタール大会 ベスト16 監督 森保一
[グループリーグ]
○1-2ドイツ(得:堂安律、浅野拓磨)
●0-1コスタリカ
○2-1スペイン(得:堂安律、田中碧)
[決勝トーナメント1回戦]
★1-1(PK1-3)クロアチア(得:前田大然)

2022 FIFA ワールドカップ グループリーグ スペイン戦

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初戦ドイツ戦に勝ち、セネガル相手に勝ちを予測していたのが、ミスから失点し攻めても攻めても得点にせず敗退、迎えるスペインはコスタリカを相手に7点も取った無敵艦隊。

スペインメディアでは、ブラジルを避けて、二位通過を狙って負ける作戦があると報じられていたが、前半開始10分での得点、ボール支配率は80%近くと圧倒的に攻め込まれていたが、守りに守って失点1に押さえたのが 大きかった。

そして後半開始3分、伊藤が競り勝って交代で入った堂安へ、中央に持ち込んで強烈なミドルシュートは、GKシモンの手を弾いてネットを揺らした!!

続く6分に堂安からのクロスを、三笘が折り返し、田中が押し込み逆転、TVを見ていた限りでは、ボールはゴールラインを越えていた様に見えたので、得点は無いのかと思っていたら、VR判定でゴールが認められた。

真上からの画像で、ゴールラインとボールは僅かに接していた、ボールの接地面がゴールラインを越えていても良いのかと始めた知った。線審の判断ではゴールは認められないと言われかねないが、VR様々だ。

スペインの戦略通りかと思えたが、なんと同時刻のドイツ:コスタリカ戦は、一時カタールが2:1で勝ち越しで、このままだとスペインは決勝リーグに進めない状況になり、スペインの猛攻が続く、そしてドイツが逆転すると、今度は日本が同点にされると決勝リーグに進めないという、ギリギリの攻防。

ロスタイムを含め46分間、三苫から浅野へのドリブル&完璧クロスは得点にならなかったし、危ない場面も何回もあったが、虎の子の一点を守りきって、なんと一位通過を決めた。戦略はあったかもしれないが、戦っているスペイン選手は負けた事を非常に信じられないと残念がっている様子が見て取れた。

守るコスタリカには負けたが、攻めるドイツ・スペインに勝った、前大会準優勝のクロアチア戦にも期待が大きくなる。

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■[カタールW杯]日本vsスペイン テキスト速報

2022 FIFA ワールドカップ グループリーグ ドイツ戦

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凄い試合を観戦できた、前半は前田のオフサイドシュート以外は、全てドイツが支配していて守りに徹していたが、マークを外されて、キーパー権田がリスクを覚悟しての、ペナルティでの失点だけで守りきったのは大きかった。

昔から日本で3バックは、強豪には失点のリスクが多く難しい戦術と、言われてきたが、後半からシステムを変えて、違和感なく攻撃を仕掛けたのは豪快で見事だった。

今まで見慣れていた過去の日本代表は、シュートチャンスを大きく外したシーンが蘇るが、堂安はFCバイエルン・ミュンヘンのGKノイアーのゴールを奪い、権田が度重なるドイツの猛攻を何度も防ぎ、ファールを受けて板倉からのリスタートでのロングボールを、浅野が阿吽の呼吸で縦に走り、最高のトラップで受けて、ノイアーとポストの狭い隙間にピンポイントで打ち込んだシュートは、豪快で見事だった。

逆転後からの残り時間、そしてアディショナルタイム7分は長く、過去の悪夢も予感されたが、見事守りきった。

1994年アメリカワールドカップ・アジア地区最終予選の最終戦1993年最終第5節で、試合終了間際まで2-1でリードしていながら、ロスタイムにイラク代表に同点ゴールを入れられ、一転して予選敗退したドーハの悲劇、長男坊がサッカーを始めた事がきっかけで、のめり込んだサッカー観戦、真夜中の12時に悲鳴が聞こえた。

30年経過して、フィジカルが強くなり、全世界の主力選手も多く、チャンスもしっかり勝ち取る、日本のサッカーも大きく躍進してきた、中田が五人いれば変わるかと期待してきたが、今回の日本代表はそれ以上だ。

■[カタールW杯]日本vsドイツ テキスト速報

トヨタ クラブW杯:コリンチャンス1-0チェルシー

総選挙の投開票日にトヨタ クラブW杯が開催されていた、欧州と南米のサッカークラブ世界一決定戦であるインターコンチネンタルカップは、サポーターの過熱化し暴動と化した結果、中立な第三国での一発勝負と言う事で日本開催のトヨタカップへの移行しFIFAクラブ世界選手権と移行していった。

昨年に引き続き、今年も日本で開催された決勝は、南米王者コリンチャンス(ブラジル)と欧州王者チェルシー(イングランド)と言う夢のカード、コリンチャンスには2001~2005年まで浦和レッドダイヤモンズに在籍したいた、エメルソンが背番号11番を背負って縦横無尽の活躍に熱い物を感じた。

2011 FIFA女子ワールドカップ 優勝

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有村知恵のアルバトロス&ホールインワンと言う快挙にも驚いたが、まるで子供と大人とも思える体格差を感じさせない、女子サッカーのタフさ、逆境に立ち向かう姿勢には感動した。

あるTVで『女子といえどもワールドカップに優勝したのは凄い』と聞いたが不愉快な見当違いのコメントに怒りさえ覚えた、世界で勝つ至難の業を知らないのだろうか。

PK勝ちは決勝戦でなければ引き分けで終わり、未だにアメリカに点差を点けて勝った事は無い事実はあるが、運も味方に付ける何かも持ち合わせないと優勝は出来ない、日本男子ももっとガンバねればならないだろう、黄金の紙吹雪バックにトロフィーを空に突き上げるポーズは見る事が出来るのか。

サッカーアジア杯決勝 日本-オーストラリア

asian cup.png2011年アジアカップの決勝戦は大方の予想道理オーストラリア。2009年にワールドカップ予選大会で一点先取するも続けざまに三失点で負けた暗い過去がある。

今日の試合はサウジ戦の様に、三回のチャンスに三得点とは行かず、再三再四のチャンスも得点にならない、しかしオーストラリアもそれ以上に外しまくっていたから、勝負は解らないものだ。

延長の三分、遠藤から長友にわたりサイドを抜かれると、オーストラリアのDFは低いクロスを警戒したのか前に詰めたために、李の周りはエアポケットの如く誰も居なくなっていた、これはありえない痛恨のミス。

あれだけフリーだと、胸でトラップして確実にゴールを狙うのが常套かと思うのだが、彼はトラップミスを警戒してボレーを狙ったと言った、軸足も伸び上がってのボレーはかなり難易度は高いし、ゴール隅に決めたは素晴らしかった。

サッカーアジア杯準々決勝 日本-カタール

一失点目は、カタール1トップセバスチャンが吉田を交わしてゴール、そして二点目は吉田の三枚のイエローカードから、川島が驚く事にゴールラインから下がってしまった事で失点してしまった、この試合は吉田と川島のミスから一人少ない中から見事にひっくり返した日本代表の底力を見せてくれた。

さて、ここから本番、韓国とオーストラリアを破って優勝できるか見物。

2010 FIFA WORLD CUP ベスト8

一次リーグでは開催国の南アフリカをはじめとしアフリカ勢が勝ち残れなかった事、そしてグループAではフランスが勝ち点1しか取れず最下位、グループBでは2004年に欧州制覇をしたギリシャが三位、グループEでは日本に負けたデンマークが三位、グループFではイタリアがまさかの勝ち点2しか取れず最下位と欧州開催でないと勝てないジンクスがまた当てはまり強豪国が散っていった。

しかしベスト16での戦いはスペイン:ポルトガルは後に取っておきたかった以外は順当に立ち上がった結果となった。少し休憩を取った後の8試合はどれも見逃せない、決勝戦はブラジルとスペインと勝手に予測。

日本代表は、どうせ次の試合はとうてい叶わない相手だけに、一か八かもっともっと攻めて点を取る姿勢を見たかった、遠藤がイエローカードで次の試合出られないので俊輔の出番を期待したのに残念だ。

2010 FIFA WORLD CUP

fifa world cup.png
来週は忙しい、月曜日の深夜に新型iPhone HDが発表になるだろう、そしてジョブス曰くサプライズがどの様な形で現れるか非常に興味がある。

そして金曜日からは4年に一度の世界大会、開幕試合は開催国「南アフリカ:メキシコ」そして深夜に「ウルグアイ:フランス」、翌日は「韓国:ギリシャ」「アルゼンチン:ナイジェリア」「イングランド:アメリカ」そして。。。。。。

また眠る事が出来ない毎日が続くのか、それとも睡魔に負けて寝てしまうのか、まぁ今年は2TBのHDDも買ったので、全試合撮っても十分間に合う、そう言えば8年前にはサッカー様にCANOPUS MTV1000とHDDの80GBを二台買って結局使い物にならなかった。

・Yahoo!スポーツ×スポーツナビ - 2010 FIFA ワールドカップ

岡崎慎司 代表14戦14得点

YOMIURI ONLINE
キリンチャレンジカップ2009 西アフリカの強豪トーゴとの一戦、しかし内容はセルジオ越後がこれなら無理に試合などせず、練習していればよかった。とばっさり切り捨てる程相手の内容は酷かった。

しかしその中でも、前半5分岡崎の先取点はDFを背にして左サイドから遠藤からのパスを正面に受け、右足アウトサイドでボールを誘い込むように自分の股の先のゴールへ叩き込んだ実にテクニカルな華麗な一点で興奮した。TVで解説の金田氏が感心していたが、本当に上手いと思う。

その後の怒濤の点数も相手の不甲斐なさに喜びも半減、森本はDFを背負ったまま反転して右足でシュートは今後に期待が高まるとしても、再三チャンスを物に出来ずに、ごっつあんゴールで、どうだ!!と胸を張る本田にはがっかり。

サッカー試合は緊迫感のある1:0が最高だが、2:1で勝つのが得点シーンもが多く見られて一番面白いと思っている、大量得点なんて反動が怖いって事。

【セルジオ越後コラム】1週間で2回も詐欺にひっかかった日本

2010年ワールドカップ アジア最終予選 カタール(日産スタジアム)

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カタール 1:1 日本
得点:オウンゴール(前半2分)  ヤハヤ(後半8分)

職場の有志でゴール裏の一階自由席で前半戦、二席指定席で後半戦を観戦してきた。

雰囲気が良い自由席と見易い二階席と趣は全く違う、前半戦にオウンゴールとは言え得点シーンを見る事が出来て見知らす隣席とハイタッチを交わした共有感は最高だった。

逆に二階席でボールの絡まないポジションが大きなサイドチェンジで展開が変わった時の緊張感とその後得点に絡まなかった失望感を冷静に観戦しているのと二通りの楽しみを味わった。

勝ち点3が必須のカタールとは言えホームでオウンゴール以外に得点出来ないばかりかPKで失点してしまった失態は予選突破を決めた直後でも弁解の余地は無い。

本戦で惨めな結果はもう見たく無い!!

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当日入場者全員に配布された日本代表ハンカチ
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帰りに出た号外

2010年ワールドカップ アジア最終予選突破 ウズベキスタン(タシケント)

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ウズベキスタン 0:1 日本
得点:岡崎慎司(前半9分)

残り二試合を残して、アウェイで最終予選を突破した、前半9分に中村憲剛からパスを受けた岡崎がジャンピングしながら左足と胸でトラップをした後にシュートを打ち、キーパーに弾かれた所を倒れ込みながら頭で叩き込んだ。

遠藤のシュートがポストに跳ね返り大久保が入れたゴールはオフサイドの判定、これ以降は怒濤の攻めをしのぎきった感が否めない、楢崎のわずかにタッチしてパスと当たるのを含めルーズボールが殆どウズベキスタンになったのでは無いかと言う印象があるほど、耐えに耐えて勝ったこの一勝は大きい。

これで、四大会連続ワールドカップの出場を決めたが、1998年フランス大会では三敗、2002年日韓大会では二勝一分の後一敗、2006年ドイツ大会では一分二敗となかなか結果を出していない、若手も伸びてきた今2002年と同じく一次予選は突破を願う。

2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選 日本vs.バーレーン 埼玉スタジアム

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日本 1:0バーレーン
中村俊輔(後半2分)

2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選も半分が終わり二勝二分で二位に着けてはいるが、やや苦手なバーレンをホームに迎えて勝ち点を取らなくては予選通過が出来ない大事な試合、野球ではWBCでかなり盛り上がったが、野球に較べるとやや地味なのでスカット勝ちたかった。

中村俊介の相手ディフェンダーに当たりゴールをしたややラッキーな得点の他は後半13分田中と後半19分内田の強烈なシュート(写真)以外は見せ場が無かった。

勝ち点三を取り首位に立ったのは良いが、残り三試合気の許せない試合が続く。

AFCチャンピオンズリーグ決勝戦 浦和 vs セパハン(イラン) (埼玉:埼玉スタジアム2002)

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試合結果 浦和 2:0 セパハン(イラン) 得点 永井 雄一郎(前22分)、阿部 勇樹(後26分)

5月23日から始まった予選リーグでは2勝4分で勝ち点1の僅差で一位を獲得して、9月19日から始まった決勝リーグはホームアンドアウエーで準々決勝では二勝して快勝したものの、準決勝では二分けのPK勝ちという僅差を乗り越えて、決勝戦はアウエーで1分けして、Jリーグも佳境のなか厳しい日程で選手も満身創痍で迎えた最終戦、内容より勝ちに意義があった。

二点とも相手のミスからの得点だが、そのチャンスを見逃さず獲得したのは、6万人の観衆の後押しが大きかった、ゲームを組み立てる司令塔がいない中で試合そのもののは面白みに欠けたが、永井のシュートは豪快でその吠えた雄志は正にミスターレッズ、常に外人フォアードの影に回りながらも確実に成長してきた。

AFCチャンピオンズリーグ 浦和 vs 城南一和(韓国) (埼玉:埼玉スタジアム2002)

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試合結果 浦和 2:2 城南一和 PK 浦和 5:3 城南一和
得点 ワシントン(前半21分)、チェ・ソングッ(後半11分)、キム・ドンヒョン(後半24分)、長谷部誠(後半28分)

先日韓国アウエーでの先制点から追いつかれての2ー2の同点は、過密スケジュールでは上出来だったし、今回の日本でポンテからパスを腿でトラップしてDFを交わし角度の無いところから豪快なワシントンのゴールを見た瞬間に勝ちを確信したがゲームはそれから大きく動いてきた。

最近は過密スケジュールから解放されたものの、そのつけが一気に来たようで浦和のレギュラーメンバーは満身創意、後半にはガタっと運動量が落ちてボール支配率も視聴感覚では3対7、ルーズボールもことごとく拾われ、続け様に二失点と一気に敗戦ムードが漂った。

しかし後半28分に阿部がヘッドで落としたボールに走り込んできた長谷部がファインゴールをして必死に食らいつくも、流れは変わらず相変わらず城南一和のペースで、延長戦も冷や汗だった。

ただ順々決勝の全北現代と違ってフェアプレーだったので、それが救いだったか、城南一和はエースストライカーは欠いていても、戦前に10日間も試合が空いていて合宿までして乗り込んできたのに対して、なんとか120分を乗り切ったのは上出来と言わざるを得ない。

そして、PK戦に完勝する運の良さも、粘り強さの内だろう、平川が成功したときには感動した。

アジアで日本は強いことになってはいるが、クラブチームとして参加するACLでは過去日本のチームは決勝ランドにすら進めたことが無かったのに五年目にして、決勝戦にまでも駒を進めた、相手はどちらにしても中東勢だ、相手に不足は無いまずは11月7日にアウエーに乗り込む、期待が高まる。


AFCチャンピオンズリーグ 浦和 vs 全北現代 韓国・全州

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決勝リーグ準々決勝、アウェイで前回チャンピオンの全北現代と対戦し、2:0で勝利し準決勝を決めた。

前半の3分、ルーズボールを受けた鈴木が平川へはたいて、その瞬間に走り出したポンテへ平川が絶妙なパスを出した、ツータッチ程ドリブルして強烈なミドルシュートがキーパーに襲いかかり、思わず弾いたところに、田中が走り込んでゴールへ叩き込んだ、アウェイの地で流れるようなリズムから生まれたナイスゴール。

全北現代は前半23分にゴールエリアでシュミレーション警告を受け、二枚目のイエローカードで退場者を出した後から急激に当たりが激しくなり、交代選手ほど厳しく当たるのは監督の指示とも思えるほど、アフターチャージも多くなったし、ひじ当てで流血もあった。

しかし、そのシュミレーションは誤審とも思われるが、それにしても敵対視する韓国選手とは反対に、日本選手の紳士的なプレーは違和感を覚えるほど、もっと喧嘩腰になっても良いと思うのだが....

何はともあれ、来週には準決勝がホーム&アゥエイで行いその後決勝戦、過密スケジュールのなかではあるが結果が欲しい。

AFCアジアカップ 2007

アジアカップは4年に1回アジアサッカー連盟 が主催する大陸選手権で、1956年から開催されて今回で13回目。近年二大会連続優勝一大会を挟んで前々回は1992年に日本で開催された、オフト監督での優勝で盛り上がり、ドーハの悲劇を経験した後にJリーグが始まり、一気にサッカーが日本で広まった。

今回の大会は4年周期だと来年に該当するが、オリンピックやユーロとの開催年と重なる為注目度が低くなるとの事で、W杯の開催翌年に変更されために一年前倒しとなった、また今回からオセアニア地区もアジアに加わり、オーストラリア他が加わった。結果は以下の通り三位決定戦に敗れて四位、次期大会のシード権も獲得できなかったが今のチームではアジアで四位は妥当な結果か。

グループリーグ
7/09 日本 1-1 カタール
7/13 UAE 1-3 日本
7/16 ベトナム 1-4 日本

決勝トーナメント
7/21 日本 1(4PK3)1 オーストラリア
7/25 日本 2 - 3 サウジアラビア
7/28 韓国 0(6PK5)0 日本

オシム監督が就任して一年の集大成として望んだアジアカップは、細かいパスワークと大きなサイドチャンジ、DFがMFを追い越しての攻撃参加と繋ぐサッカーで魅了した試合はグリープリーグでのベトナム戦にしか見ることが出来なかった、シュートは枠に行くのも相変わらず少ない、単純なミスパスもあり、引いた相手にボールを前に出せないとバックパスの繰り返し。オーストラリア戦で後半31分に一人退場、延長戦を含め45分間、韓国戦では後半の11分に一人退場、延長戦を含め65分間無得点と散々たる結果となった。

ボールを持ちすぎることを嫌いドリブルラーは少ない、ジーコ監督時代の加地は何度となく右サイドを一対一を突破してセンタリングを上げていたが、今回見られたのは自主的に教えを背いた?韓国戦だけ、交代は割と遅めで交代した選手は得点に絡んでいない、羽生も代表に選ばれた当初よりずっとドリブルが減っている、ドリブルがあればこそパスも活きるはず。

今大会で目立ったのは高原と中村と中澤と川口か、三年後のW杯を考えると世代交代が必要なのは明確、若い世代での失敗は今後に繋がるが、ベテランが目立つようでは、W杯で出られたとしてもまた苦渋の連続か。

キリンカップサッカー2007 コロンビア戦 (埼玉:埼玉スタジアム2002)

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試合結果 日本 0:0 コロンビア

FIFAランキング26位の南米強豪のコロンビアを迎えてのキリンカップ決勝戦、オシム監督はようやく欧州組から四人を招集し若手を交えて現在のベストメンバーを集めた、コロンビアも南米選手権を間近に控えてやや本気モードとあって、攻守の激しい中盤のボールを奪取合戦が続き非常に緊張感あふれるゲームだった。

だが、欧州組で目立ったのは高原だけで、羽生直剛が投入された後半戦の方がリズムが出来て、コロンビアを相手にワンタッチプレイでボールを回しシュートで終わる場面が多くなったのは、オシム監督の指導の成果か。今後彼と争うと期待している田中達也が復活することを願う。

とは言え、DFの中澤は実に安定している、坪井も闘莉王もかすむ守備は当分彼が中枢になるのだろう。

1年前のワールドカップドイツ大会初戦オーストリア戦の先発メンバーと今回のを比較してみた、3-5ー1の布陣から4-5-1に変わっている、高原の1トップはオシム監督初布陣と言える、三年後のワールドカップを目指すには更に若返りが必要となるのだろうか?。

PJW杯豪州戦コロンビア戦
GK川口能活川口能活
DF坪井慶介駒野友一
DF宮本恒靖阿部勇樹
DF中澤佑二中澤佑二
DF---中田浩二
MF中田英寿中村憲剛
MF福西崇史鈴木啓太
MF---稲本潤一
MF駒野友一遠藤保仁
MF中村俊輔中村俊輔
MF三都主アレサンドロ---
FW高原直泰高原直泰
FW柳沢敦---

国際親善試合 ペルー戦 (横浜・日産スタジアム)

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試合結果 日本 2:0 ペルー 得点 巻誠一郎(前半19分)、高原直泰(後半9分) GK川口代表100試合目となる2007年オシムジャパンの初試合はペルー共和国、南アメリカの太平洋側の国。首都はリマ。エクアドル、コロンビア、ブラジル、ボリビア、チリと国境を接する。現在大統領制。16世紀まではインカ帝国、その後スペインの植民地時代はペルー副王領の中心地であった、世界遺産と黄金の国。 2005年ドイツW杯での南米最終予選10国中8位に終わる、2007年3月14日付FIFAランキングでは70位(日本は42位) 欧州で活躍している選手もいるが、今回は参加していなく、故障やビザ取得でのトラブルで15名しか来ていないので、観光目的の相手と言える。 オシム監督になってから初めて欧州組を招集するも、若手も多く招集してかつて若手扱いだった高原、中村もベテラン扱いで、若手との融合が見物となった、結果としては、ベストメンバーでは無い相手に中村中心の試合となったが、後半から投入した若手の方が、ワンタッチプレイとスピードある展開があり、得点すら無かったものの面白さを感じた。 GK: 1 川口能活(cap) DF: 22 中澤佑二   4 田中マルクス闘莉王   6 阿部勇樹   → 14 中村憲剛(後半15分) MF: 10 中村俊輔  → 17 藤本淳吾(後半40分)   21 加地亮   7 遠藤保仁   → 15 羽生直剛(後半23分)   13 鈴木啓太   → 16 家長昭博(後半39分)   3 駒野友一 FW: 19 高原直泰  → 25 水野晃樹(後半40分)   9 巻誠一郎

二年連続天皇杯優勝 浦和レッズ

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浦和レッズ1-0ガンバ大阪
得点者:87分永井

FWワシントンは心臓の検査に、MF三都主はザルツブルクへ移籍で、DF闘莉王は家族の結婚式に出席するこの三人はすでにブラジルに帰郷、FW田中は右足首を脱臼骨折した際に患部に埋め込んでいたプレートの除去手術、MF酒井は右ひざを打撲、DF坪井は右内転筋痛と主力メンバーが欠場。

出場メンバーの内、MF山田は急性腰痛、MF小野は両足首痛、MF鈴木は左太もも裏を痛め、DF堀之内は左ひざ半月板損傷から復帰直後でと満身創痍。

GK:都築
DF:細貝・ネネ・内舘
MF:山田・鈴木・平川・相馬・小野
FW:永井・ポンテ
サブ:山岸・堀之内・堤・長谷部・黒部・岡野・エスクデロ

主力メンバーが欠場でもかまわないが、出場メンバーに怪我人を多く抱え、動きも鈍い、ゲームを組み立てることも出来ないし、DFからの上がりも無い、ガンバのプレスが速いのでボールを前線に運ぶことすら出来なく、セカンドボールをことごとくガンバに拾われ、打たれたシュートは22本、決定的なシュートは都築が何度も防いだが、まるで数年前のレッズを見るようだった。

流れは完全にガンバだが、この流れに結果が伴わないと、負けるのも流れ、残り30を切った時に、長谷部(何故先発しなかったのか?)と岡野を投入し、センターライン後方で長谷部がボールを奪い、ポンテへ、そして右サイドの岡野へ一発のロッングパスが見事に通り、DF二人に囲まれながらも折り返したボールはDFに当たり、永井の目の前にすかさずシュートを打つと、キーパーの手をはじいて右隅に転がり込んだ、ワシントン加入で出場機会が少なく、天皇杯ではフル出場で嬉しい三点目これが二年連続天皇杯の決勝点となった。

三菱重工業サッカー部~浦和レッドダイヤモンズ

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兵庫県神戸市で1950年に創部した古い歴史を持つ三菱重工業サッカー部は、1965年に開幕した日本サッカーリーグに当初から参加し、1978年に「JSL」「天皇杯」「JSLカップ」の3冠を達成する、しかし1989年にはJSL2部降格し新人の福田正博の活躍翌年復帰した。サッカーが盛んな浦和市からの誘致で1991年のJリーグ創設時に浦和市に来た。

Jリーグ開幕当時は、ワールドカップアメリカ大会出場に惜しくもドーハの悲劇で敗れたが、日本中オーレオーレのサッカーブーム、TV放送も殆どのチームを見ることが出来た。

浦和レッドダイヤモンズの試合内容はひどい物で、2年連続最下位「Jリーグのお荷物」と揶揄され、一部のサポーターからは罵声を浴びた、当時はJ2への入れ替えも無かったし、本当は同じ埼玉県の本田技研狭山サッカー部とJリーグへ参加する事を検討していたので、神戸から来たチームに思い入れが少ないのかと言うとそんな事は無く、浦和市民の思い入れは相当大きな物があった。

山岡淳一郎著の「レッズと浦和―純愛サッカー物語」を読むと解るが、浦和市民一人一人の入場料でレッズを支えている自負があるようだ。

今年の元旦に天皇杯で初優勝し、今日また念願のリーグ優勝を達成した、小野が怪我をしてフル出場していないのが残念だったが、今のレッズは層が厚く、控えの選手も十分先発出来る選手が多いのも、財政が安定しているレッズならではか。

先制点を入れられた後に、崩れて三失点の構図は見え隠れしていたが、ポンテの一人時間差で、ゴールに遠い側にすり抜けて、ゴールの一番遠い隅にシュートを流し込むと言う個人技に助けられた。

レッズ悲願の優勝、おめでとう!!!

AFCアジアカップ2007予選 第4戦 サヌア(イエメン)

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イエメン 0:1 日本
得点我那覇和樹(後半46分)

山岳地帯のサヌアは標高2,300メートルの高地のため空気が薄く、緑も少ないため、酸素の量が低地の75%しかない、走るだけで酸欠になるのに90分もサッカーが出来るのか、飛行機ではスプレー缶の航空機持ち込みには厳しい規制があり、酸素吸入スプレーも用意できなかった様だ。

それと手入れが悪いのか、芝が育たない地域なのか、グランドはでこぼこで所々芝が禿げている、試合後オシム監督が練習が全く機能しなかったと言わしめた。

それでも前半からボール支配率も高く、ルーズボールも日本が奪うことが多く、サウジアラビア戦よりゲームをしているように見えた、細かいパス回しも通り、サイドバックも攻撃参加して優勢に見えた、しかし最後の最後、シュートが決まらない、ジーコ監督がシュートはゴールへのラストパスと、散々教えられて来たのに、これはもう国民性なのかもしれない。

闘莉王さえ、膝に手をつきあえいでいる様子を見るに、空気の薄さは相当選手に響いているのだろう、後半から佐藤寿人を投入し、我那覇を投入する頃は、細かいパス回しから、ボールをセンターに放り込むパワープレイに戦術を変えた、ロスタイムまで無得点だったが、坪井の長いパスを巻が頭で折り返し、我那覇が飛び込んでゴール隅に流し込むシュート。

引いている相手にはこういったパワープレイは有効的に思えた、もっと早い切り替えをしていれば良かったのでは?

マスコミは戦前勝って当たり前の雰囲気だったが、ブラジルでさえ標高2,850メートルのアウエー・キトで戦ったドイツW杯南米予選・エクアドル戦に0-1と敗れている、ロスタイムに点を取られるパターンが多いイメージがあるので、劇的な勝利と言える。

GK: 23 川口能活(cap)
DF: 14 三都主アレサンドロ 20 坪井慶介 21 加地亮 45 田中マルクス闘莉王
MF: 4 遠藤保仁 30 阿部勇樹 51 羽生直剛 → 65 我那覇和樹(後半28分) 55 鈴木啓太
FW: 36 巻誠一郎 → 72 梅崎司(後半48分) 38 田中達也 → 37 佐藤寿人(後半0分)
サブ: 43 山岸範宏 31 駒野友一 35 長谷部誠 50 中村直志 52 二川孝広 58 田中隼磨

AFCアジアカップ2007予選 第3戦 サウジアラビア戦 ジッダ(サウジアラビア)

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試合結果 日本 0:1 サウジアラビア
得点 アルドサリ(後半28分)

サウジアラビア王国  王制の維持、イスラム法の堅持及び国内開発の推進を基本方針とする中東の盟主、強豪サウジアラビア王国、国土は日本の5.7倍倍。イスラム国家に対する対立の歴史がない日本とは、特に1960年代の高度経済成長以降日本がエネルギー外交を進めることもあり、石油の輸出入などの貿易を含め友好な関係。

アジア1次予選では「スリランカ」「インドネシア」「トルクメニスタン」のグリープ8で6勝と完勝、最終予選では「クウェート」「ウズベキスタン」「韓国」のグループ1で4勝2分け、韓国には2勝した。1984、1988年、1996年の3回にわたりアジアカップ優勝しているし、1994年のアメリカ大会ではベスト16の成績を残している。

日本代表との過去の対戦成績は7戦-5勝-1分-1負、1995年以降は4連勝しているが2000年以降は対戦が無く、成績が上がらない頃の対戦と言えるかもしれない、韓国を破った勢いでもワールドカップ本戦では「チュニジア」「ウクライナ」「スペイン」と対戦して、1分2杯で敗退した。FIFA 世界ランキング 2006年8月付で75位。

強豪サウジアラビアとは言え、ここ数年の対戦成績を見れば、アウェィでも、無失点で引き分けるか、1:0と思って見ていたが、前半からボールを回され、カットしても相手のミスパスがあっても、セカンドボールをことごとく相手に拾われてしまい、日本のリズムにならなかった。

前半の後半当たりから徐々に日本の時間になり、後半の前半当たりまで三都主、田中、加地が再三チャンスを作る物の最後が決まらない、いつものジレンマが起こる。

後半28分に中央のぽっかり空いたスペースでパスを受けたアミンが、ペナルティーエリア手前から左足のシュート、ボールは闘莉王の足に当たりゴール前のフリーだったアルサドリの前にこぼれ、そのままシュート、日本のゴールネットを揺らしサウジアラビアが先制。

残りの二十分を闘莉王迄上がらせ攻撃参加したが、結局追いつけなかった、気温38度、湿度80%の環境で暑さに負けたとは思えないが、ジーコ監督時代から一新したチーム作りが機能していないのであろう、この敗因を糧に頑張るしかない。

GK: 23 川口能活(cap)
DF: 14 三都主アレサンドロ 20 坪井慶介 21 加地亮 31 駒野友一 45 田中マルクス闘莉王
MF: 4 遠藤保仁 30 阿部勇樹 55 鈴木啓太 → 51 羽生直剛(後半36分)
FW: 36 巻誠一郎 → 65 我那覇和樹(後半29分) 38 田中達也 → 37 佐藤寿人(後半21分)

サブ: 43 山岸範宏 35 長谷部誠 50 中村直志 56 山瀬功治 58 田中隼磨 59 小林大悟

アジアカップ最終予選 第2戦 イエメン戦 新潟(ビッグスワン)

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試合結果 日本 2:0 イエメン
阿部勇樹(後半25分)、佐藤寿人(後半46分)

イエメン共和国 サッカー予選ではアジアだが、実際は中東に属し紅海を挟んでアフリカに面している、上にはサウジアラビア、右にオマーン、下はアラビア海に面している、国土は日本の1.5倍。

アジア1次予選では「北朝鮮」「UAE」「タイ」のグリープ5で1勝2分3敗で最下位に終わった。FIFA 世界ランキング 2006年8月付で125位。

ドイツワールドカップが終わりジーコ監督からオシム監督に代わり、ひとつ親善試合を挟んで初の公式戦、メンバーはジーコ色を払拭し走れない選手を一掃し小野すら外したのは驚きだった。

しかし、明らかに格下で引いて守るチームに対して、攻めきれないのはこれは国の性格かもしれない、オシムの精神が浸透するにはまだまだ時間が掛かるのだろうから、しばらくは静かに応援しよう。

GK: 23 川口能活(cap)
DF: 20 坪井慶介 21 加地亮 45 田中マルクス闘莉王 31 駒野友一 → 51 羽生直剛(後半0分)
MF: 14 三都主アレサンドロ 4 遠藤保仁 → 57 佐藤勇人(後半26分) 55 鈴木啓太 30 阿部勇樹
FW: 36 巻誠一郎 38 田中達也 → 37 佐藤寿人(後半44分)

サブ: 43 山岸範宏 50 中村直志 56 山瀬功治 58 田中隼磨 35 長谷部誠 65 我那覇和樹

FIFA WORLD CUP GERMANY 2006 終演

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6月10日から始まったFIFA WORLD CUP GERMANY 2006が終わった、この短期決戦で5~6勝して優勝するチームは、戦略がしっかりした強国だ。

イタリアは予選リーグ2勝1分決勝リーグは決勝を除き、勝ち続けてきた、それも7戦の内失点2と言う堅固な守備とキーパー二人を除く全員サッカーで、体力の分配をしてバテない試合運びは見事、決勝戦のしたたかさも勝負の世界では必要だろう。

真価を発揮したのは準決勝戦のドイツ戦、延長後半戦の残り1分まで0:0の同点だったのを続け様に2得点、それまでの試合の流れは、地元ドイツが優勢に進め、攻められながらも、ぎりぎりのところでDFと最後の要キーパーが守ると言う、非常に緊迫した展開だった、0:0で面白い試合は少ないが、ワクワクしながら観戦していた。

フランスはジダンの雲の上を歩くような足取りで、足に吸い付いたボールさばきは見ていて感激をする、テュラム守りを固めた後に上がると何かが起こる、若きリベリーが非常に目立った働きをしていた、チャピオンズリーグで活躍したトレセゲがもっと活躍して、ジダンの失態が無ければ優勝していたんだろうな。

地元ドイツはベテランと若手がかみ合って快進撃をしていたが、若きシュバインシュタイガーが本番前の練習試合で、加地を怪我させた事に悩んだとは思えないものの、三位決定戦で開花した本領がもう少し前に出ていれば優勝も夢では無かったのでは無いか?

イングランドはオーエンとベッカムの怪我と誤審?で退場となったルーニーが大誤算だろう、こんな事なら17歳のウォルコットを呼ばないで、デフォーでも選んでいれば良かったと思った事だろうな、エリクソン監督。それにしてもドイツ戦でPKを三人止められたのは情報漏れ、裏の裏をかけば。。。。

ブラジルは完全優勝と思いきや、ロナウドがチャンピオンズリーグに続きまたしても徹底マークで封じ込められ、ロナウドが調子が出ないまま出ていたので、ロビーニョ、アドリアーノの出場機会を減らしたのが痛い、タレントが揃っていてもコンビネーション不足なんだろうか。

アルゼンチンもメキシコを延長戦で下した後に、ドイツ戦でリケルメからのクロスをアジャラがヘッドで先制したものの、クローゼにヘッドで失点すると、延長戦で猛攻を見せたがゴールを決められず、結局にPKで負けた、面白いサッカーで観客を魅了するも勝てない。

スペイン、ポルトガルのサッカーは見ていて本当に面白いが、この短期決戦で勝ち続けるのは難しいのだろうか?

決勝戦に近くなるにつれて、得点は少なくなり、フィールドの中央でボールが行き帰りする深夜番組では眠い展開となるが、決勝リーグに出場する国に圧倒的な差があるわけでは無く、何処が優勝しても不思議では無い、最後は個人技に頼るところが大きいと思う。

さて、日本が決勝リーグに勝ち上がれるのは何年後か?体格の差をスピードと運動量で賄っていては決勝リーグに上がるまでに疲れ果ててしまう、やはり有能なタレントが5人は欲しい。

FIFA WORLD CUP GERMANY 2006 決勝リーグ

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欧州で行われている今大会は、シード国が順当に勝ち上がっている、前回アジアでの開催では、フランス、アルゼンチン、ポルトガル、ポーランド、クロアチアが敗退する波乱の大会だった。

クロアチアは今回も上がれなかったが、代わりにオーストラリア、波乱と言えばFIFAランキング2位のチェコがアメリカには勝ったもののガーナにまさかの敗退、続くイタリアにも敗退し、怪我人を抱えた不運を恨むしかなかった。

欧州勢が10国、南米勢が3国、中北米勢は強国メキシコの1国、オセアニア勢が32年ぶりのオーストラリアの1国、アフリカ勢は初出場のガーナの1国、アジア勢は全滅となり正に欧州地元の地の利を活かした結果と言える。

但し、フランスは青色吐息だし、イングランドもオーエンを怪我で欠いた、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スペインは順当に上がってくるだろうが、アルゼンチンとブラジルの決勝戦をにおわせる組み合わせとなった。

ブラジルのスロースタータは相変わらずだが、日本戦で不調だったロナウドに火を付け、主力を温存し、控えも素晴らしい成果を残した、アルゼンチンの強さも際だったいる、マラドーナの応援が効いているのか(笑)

残る試合は三位決定戦を入れて16試合、祭りも後半を過ぎ楽しみが少なくなるのも悲しい。

グループリーグF組 日本 Vs ブラジル (ドルトムント)

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試合結果 日本 1:4 ブラジル
得点 20. 玉田圭司 (34')、9. ロナウド (46+')、19. ジュニーニョ・ペルナンブカーノ (53')、16. ジウベルト (59')、9. ロナウド (81')

試合開始そうそうからブラジルがボール支配をし、ロビーニョ、ロナウド、ジュニーニョのシュートを打たれるも川口は、オーストラリア戦と同様に鬼神の如く跳ね返してきた、しかしブラジルはまるでミニゲームの様で、その内入るだろうと余裕の表情だった。

しかし前半の34分に稲本が、バランスを崩しながらも、ワンタッチで低くて強烈な長いパスを、ブラジルディフェンダー二人の間を通りサントスへ、フェイントを掛けたと同時に玉田が裏に走り込み、絶妙なタイミングでパスを渡す、それを回り込んだ玉田が素早くシュートをネットに叩き込んだ。

稲本もサントスも玉田も素晴らしいプレイで、会場のブラジル応援団を一瞬黙らせた価値ある一点、この前半にもう一点、もしくは失点しなければ流れは変わったはずだった。

ロスタイムのロナウドの同点は、ディフェンダーの人数は足りているのに、ロナウジーノからシシーニョへ渡った段階で、ロナウドのマークが外れて、ボールウォッチャーとなり、ヘディングで折り返したボールを簡単に入れられてしまった。

後半はもう見るも無惨、後に川口が「僕の技術では防げないシュート」と言わしめた、ジュニーニョの無回転なミドルシュートは、キーパーが一番恥ずかしいバンザイゴール、あれほど何回も止めてきた川口が、近距離では無く、ミドルシュートをパンチでは無く、余裕でキャッチしようとしたのを入れられた瞬間から、日本は完膚無きまで叩きのめされた。

ジーコがロナウドが日本にいればと語ったが、これがそもそも間違い、ブラジルの監督では無く、日本人の監督なんだから、ボランチやサイドバックを上がらせて攻撃を指導してきたからこうも失点した。

グループリーグ三試合でセルビア・モンテネグロが10失点、コスタリカ9失点、サウジアラビアと日本が7失点、しかし川口が止めていなかったらもう3点以上は失点していたかもしれないと考えると、守備の悪さが際だっている。

アジアでの予選で失点は少なくて、得点できなかった事が大きく扱われてきたが、世界と戦うにはまだまだ守りが弱いと言わざるを得ない。

次期監督は現在Jリーグのジェフ千葉を指揮するイビチャ・オシムと交渉を進めているらしい、オフト監督により確実に進化している日本だが、世界も進化している、トルシエ監督、ジーコ監督の失敗を繰り返さない、適切人事を望みたい

グループリーグG組 韓国 Vs トーゴ (フランクフルト)

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試合結果 韓国 2:1 トーゴ
得点 16. 17. アブデル・クバジャ (31')、14. イ・チョンス (54')、9. アン・ジョンファン (72')

アフリカ予選でセネガルを破って一位通過した初登場トーゴ、アフリカらしい身体能力の高い圧倒的な攻撃で、エリア内で韓国は防戦一方だった、アブデル・クバジャは31分にポストに当たって入る豪快なシュートで先制。

順調なトーゴが54分にイエローカード2枚で退場してから、一変してしまった、大久保嘉人の様な雰囲気を持つイ・チョンスのフリーキックは見事にゴールネットを揺らし、後半から出場したアン・ジョンファンがドリブルで切れ込んで豪快にシュートで逆転。

アフリカ勢を逆転でひっくり返したのだから4年前の4強再現も夢では無いのか?

グループリーグF組 オーストラリア Vs 日本 (カイザースラウテルン)

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試合結果 オーストラリア 3:1 日本
得点: 10. 中村俊輔 (26')4、 ティム・ケイヒル (84')、4. ティム・ケイヒル (89')、15. ジョン・アロイジ (92+')

試合開始早々にゴール前絶好の位置でフリーキックを得たが、中村俊輔は壁に当ててしまい得点にはならなかった、この試合を予感させるスタート。

ビドゥカの至近距離からの連続シュートを川口がクリアをし、その後も1996年アトランタオリンピック第1次リーグで、日本代表がブラジル代表を1対0で破ったマイアミの奇跡を彷彿させる、鉄壁の守りを何度も見せた。

平均身長が10cmも違い、横幅も大きくな相手に、中沢、宮本、坪井は実に適切な対処を行っていた。

試合開始現地時間15時気温は30度、アウェイでサウジアラビア相手でも灼熱の試合を精力的にこなして来た前例があるから、ドイツに到着時に白い息を吐いていて寒かった季節から、一気に暑さが蔓延したピッチで、足が止る日本代表を見ると、相当応えたのだろう、前半から精力的に動き回った反動が、後半の20分過ぎから一気に来た様だった。

駒野もサイドバックを駆け上がるも、クロスの精度は悪い、サントスに至ってはドリブルで駆け上がるが、簡単に相手に渡してしまうパスミス、高原の抜け出しも、柳沢と合わないラストパス、福西のシュートも外れた、何回かカウンターで追加点が取れないのなら、すっぱりと諦めて、遠藤、稲本の投入を早めに行えなかったのか、1点を守る試合運びが出来なかったのか、監督経験の差が如実に現れた。

1993年ドーハの悲劇以来終了間際、ロスタイムに悪魔を背負ってきた日本代表が、ここ数年払拭してきたと思いきや、大事なW杯本番の初戦にまた復活た、これほど崩れた日本代表も見るに久しい。暑さと前半からの精力的に動き回った漬けが一気に来た様だった。

ペナルティエリア内で倒された駒野にPKが貰えなかったのも、前半から接触の度に倒れる日本は、明らかに世界から見て華奢なんだろう、普段からもっと我慢していれば駒野のPKは認められていなかっただろうか?

そうは言っても、中村のセンタリングからのゴールのシーンで、キーパーチャージ取られなかったのだから、これは相殺か。

初戦でこれだけの膿を出し切った事が次に繋がるかは、次戦のクロアチア戦ではっきりする。

グループリーグC組 セルビア・モンテネグロ Vs オランダ (ライプツィヒ)

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試合結果 セルビア・モンテネグロ 0-1 オランダ
得点 11. アリエン・ロッベン (18')

死のグループC組の二戦目は前回まさかの予選敗退で二大会ぶりのオランダと欧州予選大会でスペインを蹴散らし、失点わずか1点の鉄壁の守りで勝ち上がってきたセルビア・モンテネグロ、旧ユーゴスラビア時代から北欧のブラジルと呼ばれてきた。

オランダは前回大会には、ベルカンプ、クライファート、ダービッツ、セードルフと蒼々たるタレントを抱えていたが、今大会はすっかりメンバーチェンジをしている、あのやんちゃなクライファートが怪我をしているのが残念。

両チーム共大柄な選手を揃えているし、オランダは攻撃的、セルビア・モンテネグロは守りからのカウンター攻撃と戦術ははっきりしているが、試合開始からどうもぴりっとしない展開で、両チーム共両サイドを大きく使い守りの寄せは効果的だが、クロスをむやみにセンターに放り込む攻撃が続く。

そんな中、18分に、アーセナルのロビン・ファン・ペルシが、チェルシーのアリエン・ロッベンに絶妙なタイミングでパスを出し、ディフェンダーがシャツを掴むも振り切り、キーパーの位置を確認してゴールを揺らした。

しかし、その後オランダはチームプレイが感じないまま、ロッペンの個人技が目立つが、得点に結びつかない、セルビア・モンテネグロも北欧のブラジルと言われた、ピクシーに準ずる個人技もチームプレイも見られない。

2006年ドイツワールドカップ グループリーグ・オッズ( ウィリアム・ヒル社 )は、「2.37:8.00」だが、それほど点差はつかないまま、0:1で終了。
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