京都府北部、日本海の宮津湾にある『天橋立』は、陸奥の『松島』・安芸の『宮島』とともに、日本三景の一つ、神話にも登場し、股のぞきで天への架け橋が見えると言う。
一度は訪れたいと思っていた場所だが、東京~京都まで新幹線で二時間強、そして京都~天橋立まで直通特急はしだて号でも二時間強と、東京から4時間半掛かるので躊躇していたが、質素な京都の海が不思議な雰囲気をかもし出していた。
翌日は嵐山で鯛茶漬けを食べて天龍寺へ、創建年 康永2年(1343年)臨済宗天龍寺派の大本山の寺院。山号は霊亀山(れいぎざん)本尊は釈迦三尊、足利尊氏が鎌倉幕府を打倒した後醍醐天皇の菩提を弔うため、大覚寺統(亀山天皇の系統)の離宮であった亀山殿を寺に改めたのが天龍寺。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の100年後の時代、モンゴル帝国(元朝)・高麗による対日本侵攻を防いで神国の神話になった鎌倉幕府もとうとう終焉となった時代、日本史は興味が尽きない。
翌日は京都から地下鉄に乗って南禅寺へ、創建年 正応4年(1291年)臨済宗南禅寺派の大本山の寺院。山号は瑞龍山。本尊は釈迦如来。
南禅寺境内にある琵琶湖疏水の水道橋(水路閣)はTV刑事ドラマで犯人と対峙するロケーションが数多く放送されているかと。
紅葉には早い時期なので、観光客も少ないかと思ったが、意外と賑わっていた、コロナの終焉を予感させる。